周期的な波の交流成分は、基本波と高調波の足し合わせで表現できます。
例えば、以下のような周期的な波の交流成分があった場合、基本周波数が1kHzだとすると、以下の波は、1kHzの基本波とその高調波の足し合わせでできています。
ちなみに、上記の波は、以下の1kHzの基本波、第3次高調波(3kHz)、第5次高調波(5kHz)を足し合わせて作っています。
なお、基本波はなく、高調波の足し合わせのみで作られる周期的な波の交流成分も存在します。
その場合、すべての高調波の周波数を割り切ることのできる周波数の中で最大のものが基本周波数となります。
例えば、2kHzと3.5kHzの単純な波を足し合わせる場合、2kHzと3.5kHzを割り切ることのできる周波数の中で最大のものは、0.5kHzです。この0.5kHzが基本周波数となります。