統計学において、白色化とは、無相関化の後、各変量の平均を0、分散を1にすることです。もしくは、各変量の平均を0にした後、無相関化し、分散を1にする順序でも良いです。
例えば、以下の2変量のデータがあったとします。
まず、無相関化すると以下になります。
無相関化したデータ1と2の平均を0にすると以下になります。つまり、データからデータの平均を引きます。
さらに、データ1と2のそれぞれの分散が1になるように調整すると以下になります。データを分散の平方根で割れば、分散を1にできます。
2変量のデータを白色化できました。白色化したデータ1と2は相関がなく、データ1も2も平均が0で分散が1です。