接地(アース)

接地とは、導体を地表に接続することです。

例えば、以下は、導線で導体を地表に接続した様子です。

地球は大きな導体なので、接地した導体は電気的に地球の一部となり、接地した導体の自由電子の分布は地表と同程度になります。よって、接地した導体表面と地表はほぼ同じ電位になります。

一般的には、接地においては、地表の電位を電位差の基準とします。つまり、地表の電圧は0Vです。接地した導体表面も0Vとなります。

導体がマイナスに帯電している場合の接地

マイナスに帯電している導体の電気量が大きく、導体表面と地表表面で電位差が生じている場合、導体を地表に接地すると、導体表面の電圧が0Vになるまで自由電子が地表に流れます。

導体がプラスに帯電している場合の接地

導体がプラスに帯電している場合、導体表面と地表表面で電位差が生じます。このとき、導体を地表に接地すると、導体表面の電圧が0Vになるまで地表の自由電子が導体に流れます。

接地の記号

接地の記号は、以下のように表します。