電流とは、ある断面を1秒当たりに通過する電荷のことです。
電流の基準となる単位は、アンペア(A)であり、基本単位の一つです。ある断面を1秒当たりに1クーロン移動するとき、その電流は、1アンペアと定義されます。つまり、\(1\mathrm{A}=1\mathrm{C/s}\)です。
よって、1クーロンは、1アンペアの電流が1秒間流れることによって移動する電荷と表現できます。つまり、\(1\mathrm{C}=1\mathrm{A\cdot s}\)です。
正の電荷が移動する場合、その移動方向が電流の向きとなります。
負の電荷が移動する場合、その移動方向とは逆の方向が電流の向きとなります。
電流の向きを右方向とした場合、電流の符号がプラスであれば、正の電荷は右方向、負の電荷は左方向に進んでいます。
電流の向きを右方向とした場合、電流の符号がマイナスであれば、正の電荷は左方向、負の電荷は右方向に進んでいます。