太陽の周りを楕円軌道で回る惑星の運動方程式は、時刻tにおける太陽を原点とした惑星の2次元の極座標をr(t)とθ(t)、惑星の質量をmとした場合、以下のニュートンの運動方程式で表せます。
θで.力.の向きを表しているため、F_[r]](t)は、ベクトルの大きさを表します。
惑星は、太陽を原点に回転運動するため、惑星の加速度を2次元の極座標上で表現すると、以下になります。(2次元の極座標上での加速度の表現方法より)
一方、惑星の面積速度は、以下です。
がa_[θ]](t)の式に含まれていることが分かります。よって、a_[θ]](t)の式にを代入します。
ケプラーの第2法則から惑星の面積速度は一定なので、2dS/dtは、時刻tによらず、一定となります。よって、2dS/dtをtで微分すると、0になります(=0)。
a_[θ]](t)=0であることが分かりました。よって、惑星の楕円運動に存在する加速度は、a_[r]](t)のみであることが分かりました。すると、惑星の質量をmとすると、惑星の楕円運動のニュートンの運動方程式は、ma_[r]](t)=F_[r]](t)となります。
冒頭の式を導出できました。