電荷

電荷とは、素粒子が持つ性質の一つであり、物理量です。電荷は、質量と同様に物質ではありません。

電荷の基準となる単位は、クーロン(C)です。

電荷には、正の電荷負の電荷が存在します。つまり、正の電荷を持った素粒子、負の電荷を持った素粒子、電荷を持たない素粒子が存在します。

正の電荷を持った素粒子と負の電荷を持った素粒子は、互いに引き合います。これを電荷の引力と言います。

正の電荷を持った素粒子同士、または負の電荷を持った素粒子同士は、互いに反発し合います。これを電荷の斥力と言います。

以下は、正の電荷の斥力です。

以下は、負の電荷の斥力です。

ゼロの電荷

ある正の電荷を\(e\)、ある負の電荷を\(-e\)とした場合、合計の電荷は、0となります。

これは、正の電荷と負の電荷が等しく、互いに打ち消し合うためです。このような状態を電気的に中性、または「ゼロの電荷」と言います。