メモリアドレスによる複数バイトのデジタルデータへのアクセス

アクセス単位が1バイトのメモリの場合、複数バイトのデジタルデータは、連続したメモリアドレスに保存されます。

この連続したメモリアドレスの先頭のメモリアドレスをアドレスバスで指定し、さらにアクセスするバイト数を指定することにより、複数バイトのデジタルデータにアクセスできます。

なお、プロセッサから見た場合、一度にアクセスできるメモリのバイト数は、データバスのバス幅です。

複数バイトのデジタルデータの読み込みの流れ

例えば、アクセス単位が1バイトのメモリに保存された4バイトのデジタルデータは、以下の流れで読み込まれます。

1. 読み出すデジタルデータの先頭のメモリアドレスをアドレスバスに出力します。

2. メモリに4バイト読み込むことを伝えます。

3. メモリがアドレスバスのメモリアドレスが先頭となる連続した4つのメモリアドレスから4バイトのデジタルデータを読み込み、データバスに出力します。

4. データバスを介して、4バイトのデジタルデータを得ます。

複数バイトのデジタルデータの書き込みの流れ

例えば、アクセス単位が1バイトのメモリに保存された4バイトのデジタルデータは、以下の流れで書き込まれます。

1. 書き込むデジタルデータの先頭となるメモリアドレスをアドレスバスに出力します。

2. 書き込むデジタルデータをデータバスに出力します。

3. メモリに4バイト書き込むことを伝えます。

4. データバスを介して、メモリがデジタルデータを取得し、エンディアンに従って、アドレスバスのメモリアドレスが先頭となる連続した4つのメモリアドレスに4バイトのデジタルデータを書き込みます。