cos波とsin波の足し合わせで作る単純な波を\(a\cos(\omega t)+b\sin(\omega t)\)とした場合、ベクトルで表現された単純な波\((a, -b)\)の振幅\(r\)と位相\(\theta \)は、極座標を用いて、以下のように求められます。
・\(r=\displaystyle\sqrt{a^2+b^2}\)
・\(\theta=\arctan2(-b, a)\)(arctan2関数)
なお、位相\(\theta \)は、\(\cos(\omega t)\)を0度とした位相であり、反時計回りに位相が進みます。
また、\(\theta\)の範囲は\(-\pi\)から\(\pi\)です。
冒頭のベクトルで表現された単純な波\((a, -b)\)は、以下の黒色のベクトルで表現できます。
\((a, -b)\)は、直交座標*なので、極座標に変換することにより、黒色のベクトルの大きさ(振幅)と偏角(位相)を求めることができます。