電磁波は波動の性質だけでなく、粒子の性質も持ちます。電磁波を粒子の集まりと考えたとき、その一つの粒子を光子(こうし)と呼びます。
光子は、電磁波のエネルギーの量子であり、素粒子の一つです。
.光.は、無数の光子の集合が光の速度で進んでいるものと言えます。
光子の振動数とは、その光子の集合である電磁波の周波数のことです。
なお、電磁波と同様に光子も物質ではないため、光子の位置が振動している訳ではありません。
一つの光子のエネルギーε [___J__]は、光子の振動数をv [___Hz__]とすると、以下のように表せます。hは、プランク定数と呼ばれる定数です。
ε=hv
よって、光子のエネルギーは、光子の振動数に比例して変化します。
さらに、電磁波は、光子の集合なので、n個の光子で構成される周波数v [___Hz__]の電磁波のエネルギーは、nhv [___J__]となります。
プランク定数の値は、6.62607015×10^[ー34]] ___Js__(ジュール秒)です。
電磁波は電場と磁場の変化であり、質量がないため、光子の質量も0です。