2の補数を用いた整数表現における掛け算は、その整数同士の掛け算を複数桁の2進数の掛け算を用いて行った結果に対して、その整数の有効な桁数だけ残すことで行えます。
例えば、4桁の2の補数を用いた整数表現において、\(1110\times 0011\)は、以下のように手計算できます。
1110
× 0011
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+ 1110 (1110×1の結果)
+ 1110 (1110×1の結果)
+ 0000 (1110×0の結果)
+ 0000 (1110×0の結果)
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0101010 (上記の4つの結果の足し算)
有効なのは4桁なので、答えは、赤色の1010になります。