ターンオーバー周波数(デジタルフィルタ)

デジタルフィルタにおけるターンオーバー周波数とは、ある周波数以上(もしくは以下)の振幅を増幅させるデジタルフィルタにおいて、増幅によって振幅が元の振幅の倍となる周波数のことです。電圧比のデシベルでは、約3.01dBです。

例えば、以下は、高い周波数を増幅させるあるデジタルフィルタの周波数特性です。横軸は周波数の対数スケール、縦軸は振幅倍率(電圧比のデシベル)です。

この場合、ターンオーバー周波数は、約392Hzです。

約3.01dBの理由

電力比2を電力比のデシベルにすると、約3.01dBになります。よって、約3.01dBは、電力(簡略説明)を2倍に増幅する基準を示しています。