カットオフ周波数

カットオフ周波数とは、ある周波数以上(もしくは以下)の振幅を減衰させるシステムにおいて、減衰によって振幅が元の振幅の\(\displaystyle\frac{1}{\sqrt{2}}\)倍となる周波数のことです。\(\displaystyle\frac{1}{\sqrt{2}}\)は、電圧比のデシベルでは、約-3.01dBです。

例えば、以下は、高い周波数を減衰させるあるシステムの周波数応答です。

ここで、横軸は周波数の対数スケール、縦軸は振幅倍率を電圧比のデシベルで表したものです。

この場合、カットオフ周波数は、約237Hzです。

約-3.01dBの理由

電力比\(\displaystyle\frac{1}{2}\)を電力比のデシベルにすると、約-3.01dBになります。

よって、約-3.01dBは、電力が半分に減衰する周波数を示しています。