電源とは、2端子間に電位差を作り、導体に自由電子を流す装置のことです。
例えば、以下は、2端子間にVの電位差を生じさせる電源です。
2端子間を導体で接続すると、マイナス端子からプラス端子に自由電子が流れます。そして、電源は、消費した分の自由電子をマイナス端子に供給します。
電源を使って、導体の2点間に電位差を作った場合、その2点間の最短経路に沿った一様な電場が形成されます。
例えば、以下は、電源を使って、導線の2点間に電位差を作った際にできる導線内の一様な電場です。
なお、電源が導体内に作る一様な電場の強さは、電源の端子を接続した導体の2点間の最短距離をd、端子間の電位差をVとした場合、V/dとなります。(一様な電場の強さと電圧の関係より)
GNDとは、GNDの種類を問わない場合、一般的に、電源のマイナス端子と接続されている導体部分のことです。
よって、電気回路をGNDに接続すると、電源のマイナス端子に接続したことになります。
GNDは、以下のように表記します。
例えば、電源のマイナス端子を0Vとして、プラス端子が5Vの電源を適当な電気回路に接続する場合は、以下のように表記します。
電池も電源の一つです。電池は、以下のように表記します。
長い横線がプラス端子、短い横線がマイナス端子です。