位相差とは、二つ以上の周期的な現象において、それらの位相がどれだけずれているかを示す尺度のことです。
位相差は、基本的に、同じ周期を持つ二つ以上の周期的な現象に対して適用される概念です。
例えば、以下の黒線の波の位相を0°とした場合、1/4周期遅れている赤線の波の位相差は、ー90°となります。
位相では、1周期を360°(もしくは2π)として考えるので、1/4周期のずれは、360°×1/4=90°となります。
なお、赤線の位相を0°と定義した場合は、赤線と比較して進んでいる黒線の位相差は、90°となります。
一般的には、位相差は ー180°~180°の範囲で表します。