運動量保存の法則とは、孤立した系において、運動量の総量が一定であるという法則のことです。
例えば、2つの物体が衝突する場合を考えます。物体Aの質量を\(m_A\)、速度ベクトルを\(\boldsymbol{v}_A\)、物体Bの質量を\(m_B\)、速度ベクトルを\(\boldsymbol{v}_B\)としたとします。衝突後のそれぞれの速度ベクトルを\(\boldsymbol{v}'_A\)、\(\boldsymbol{v}'_B\)としたとすると、運動量保存の法則によると、以下が成り立ちます。
\[m_A \boldsymbol{v}_A + m_B \boldsymbol{v}_B = m_A \boldsymbol{v}'_A + m_B \boldsymbol{v}'_B\]