絶縁破壊

絶縁破壊とは、一定以上の強い電場を不導体に加えた際に、急に大きな電流が流れることです。

不導体に電場を加えると、自由に動けるイオンや電子があった場合に、それらが加速されます。その電場が強いほど、加速されたイオンや電子は、大きな運動エネルギーを持ちます。

一定以上の運動エネルギーを持ったイオンや電子が不導体の原子に衝突すると、その原子がイオン化され、陽イオンと電子に分かれます。

そして、それらの陽イオンと電子も電場により加速され、他の原子と衝突し、その原子をイオン化します。

このように、連鎖的にイオン化が繰り返され、大きな電流が流れます。