非同期式バイナリカウンタとは、バイナリカウンタを構成する各フリップフロップがクロック同期されていないバイナリカウンタのことです。
例えば、以下は、Tフリップフロップを利用したカウントアップ型の3ビットの非同期式バイナリカウンタです。CLKはクロック、HはHighです。
タイミング図は、以下です。
よって、___Q___[2]]___Q___[1]]___Q___[0]]は、以下のように値が変化します。
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例えば、以下は、Tフリップフロップを利用したカウントダウン型の3ビットの非同期式バイナリカウンタです。
タイミング図は、以下です。
よって、___Q___[2]]___Q___[1]]___Q___[0]]は、以下のように値が変化します。
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011
010
001
000
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非同期式バイナリカウンタは、上記で示したように、フリップフロップのクロック入力に前段のフリップフロップの出力が接続されるため、nビットの非同期式バイナリカウンタにおいて、nが大きくなるほど、___Q___[n]]の遅延が大きくなります。
よって、高速なバイナリカウンタには向いていません。