アセンブリ言語において、静的領域にデータを配置する命令とは、任意のデジタルデータ(以降、データ)を静的領域に配置する命令のことです。
この命令は、アセンブル時に実行されます。
例えば、あるアセンブラでは、1バイトのデータをバイトの16進数表現を使って、以下のソースコードで静的領域に配置することができます。
db 0x21
同様に、連続した2バイトのデータは、以下のようにして静的領域に配置できます。
db 0x21, 0x63
上記は、以下のようにしても同じ結果が得られます。
db 0x21
db 0x63
例えば、testというラベルを以下のように記述すれば、他の命令でtestを指定すると、0x21が格納されている静的領域のメモリアドレスを指定できます。
test: db 0x21, 0x63, 0x87, 0x55
例えば、一文字が1バイトの文字であれば、以下のようにして、文字aに対応した文字コードを静的領域に配置できます。
db 'a'
同様に、以下のようにすれば、3種の文字a、b、cのそれぞれに対応した文字コードを静的領域に連続に配置できます。
db 'abc'
以下は、test2というラベルを文字列abcに用いた例です。
test2: db 'abc'
他の命令でtest2を指定すると、aが格納されている静的領域のメモリアドレスを指定できます。