機械語において、割り込みリターン命令とは、ステータスレジスタの値をハードウェア割り込み前に戻した後に、ハードウェア割り込み前の処理に戻るための命令のことです。
単純な割り込みリターン命令は、オペランドを必要としません。
割り込みリターン命令は、以下の流れで実行されます。
1. ハードウェア割り込み直後にPushしたステータスレジスタの値をPOP命令で読み出し、ステータスレジスタに転送命令で書き込む。(ステータスレジスタの状態をハードウェア割り込み前に戻す)
2. ハードウェア割り込み直後にPushしたプログラムカウンタの値をPOP命令で読み出す。
3. その値を無条件分岐命令でプログラムカウンタに書き込む。
4. ハードウェア割り込みで中断されたプログラムが再開される。