バイナリカウンタとは、2進数を記憶でき、クロックを入力すると、クロックの1周期ごとにその2進数が1ずつ増えていく(もしくは減っていく)論理回路のことです。
通常、2進数の初期値は、任意に決められます。
なお、2進数の記憶には、フリップフロップを利用します。つまり、nビットのバイナリカウンタでは、n個のフリップフロップを利用します。
例えば、カウントアップ型の3ビットのバイナリカウンタは、3桁の2進数(000〜111)を記憶でき、クロックを入力すると、以下のように数が増えていきます。
000
001
010
011
100
101
110
111
000
通常、111まで行くと、000にリセットされます。
例えば、カウントダウン型の3ビットのバイナリカウンタは、3桁の2進数(000〜111)を記憶でき、クロックを入力すると、以下のように数が減っていきます。
111
110
101
100
011
010
001
000
111
通常、000まで行くと、111にリセットされます。